太田 一彦

 

 

何をやってきたのか(経歴・実績)

"セイコーエプソンで研究開発に従事した後、野村総合研究所のシンクタンク部門に転じ、国内外の企業や官公庁を顧客とし、主にエレクトロニクス・半導体・情報通信関連のコンサルティング・受託調査研究を行う。その後、ジャフコにてベンチャー投資業務に携わり、投資調査部長として主に先端技術系企業への投資に関わる各種調査分析(有望投資分野の分析、注目技術の評価等)や投資審査を行う。IPOではザインエレクトロニクス、野田スクリーン、インスペック、アクセル等に関与。 2010年から当社のアドバイザー、2015年より現職。国内外の投資候補企業の技術・製品・財務・事業性等の評価、投資後の経営支援等を行う。

東京大学工学部卒・同大学院修了(修士・電子工学)、Capella University(米) Ph.D. (経営学) 科学技術会議専門委員(2010~)(文部科学省)"

 

得意なこと(誰にもまけないこと)

メーカー在籍時代の1980年代はPCが普及し始め、米国シリコンバレーが急成長段階に入った時期でした。その頃私は米国ベンチャー企業に派遣となり、1年間程の短期間でしたが米国のエンジニアや経営者と共に仕事をこなし、日本とは大きく異なる製品開発やマーケティングへの姿勢や価値観に感銘を受けました。その時の経験が現在でも私のベースとなっています。野村総合研究所以降は、日本のエレクトロニクス・半導体産業が急発展を遂げ、メディアでも「電子立国日本」ともち上げられた時代から、中国を始めとする他のアジア勢に押され急速に衰退へと向った栄枯盛衰を身近に見ることができました。エンジニアとコンサルタントの両視点から複眼的に技術系ベンチャー企業と接していきます。

 

何を貢献したいのか(未来の夢)

私の尊敬する松下幸之助は、創業時の理念として5つの精神を掲げ、その中でも取り分け「産業報国」に重きを置きました。それは後に、繁栄によって平和と幸福とを実現するという、ユニークな理念のPHP活動につながりました。「産業報国」や「繁栄による人々の幸せの実現」という思想は、現代のネット社会でもその意義に変わりはありません。当社でのVC活動を通じて、投資先企業や関連企業が成長して、産業報国に貢献し、日本の繁栄を支える一翼となれれば幸甚です。